究極の両用レンズ?

両用メガネが使いにくい。原因は「見える範囲が少ない」「顔を動かすとぼやける」「視野の端っこがぼやける」「ユレ、ユガミがどうしても気になる」おそらくこのような点かと思います。今の両用レンズは境目がない仕様がほとんどです。境目を見えなくする製造法上、どうしても残る短所があります。掛け外しせず遠くも手元も見えるほうが便利だと思うので作るのだが、どこで作っても何度作っても思うように使えない。そういう方がいらっしゃいましたら究極の選択肢「境目のあるレンズ」をご紹介します。
bif
1970年代半ばまでは両用はほぼこの境目付きでした。
半月形の小玉と呼ばれる部分が手元度数です。これがなぜ境目のないタイプに変わったのか。
①見えるボヤけるが境目で大きく変わる。
②中間距離(おおよそ1m前後)が見える部分がない。
③老眼が入っているのが外見でわかる。
これらがその理由だと思われます。
bifocal
①については慣れるまでに若干日数がかかると思います。
②に関しては境目無しレンズの場合は上から下へスロープ状に度数が変化しますので中間距離に合う部分がありますが写真の二重焦点の場合は二種類の距離に限定されます。
③については写真のように背景がないと境目が見えますが背景(顔)がある場合はさほど目立ちません。
境目がある両用レンズの最大の長所は「側方視野が広い」ことです。レンズ上部(遠方)も、下部(手元)も視野の端っこのボヤけがほとんどありません。境目無しは設計上どうしてもレンズ側方にぼやけ部分が残ってしまいます。当店のお客様では修理作業、選別作業、室内での読み書きなど中間距離はあまり使わないという方が境目付きを選ばれて、特に手元作業がとても楽になったといわれます。「外見は二の次、遠近、隅から隅まで広く見たい」という方、店頭にお試しレンズがございますのでお気軽にお申しつけください。もちろん体験は無料です。 レンズ価格¥22,000~¥40,000 税込
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